①1日350gの大根おろしを食べる
大根おろしダイエットのやり方は簡単で、1日に350gの大根おろしを食べるだけです。毎日大根の量を計量するのが面倒な人は、約6cm位を目安にしましょう。大根おろしを食べるタイミングも重要なので、ダイエット目的で大根おろしを食べる時は食前か食事中に食べるようにしましょう。
②加熱・冷凍せず生で食べる
大根おろしダイエットを行う際は、加熱や冷凍をせず生のまま食べるようにしましょう。大根おろしに含まれる辛み成分のイソチオシアネートは血栓予防、発ガン性物質の活性化抑制効果が期待できますが、熱に弱い成分です。
また、消化酵素のアミラーゼは冷凍すると効果が弱くなる特徴があります。加熱・冷凍どちらもダイエット面でデメリットがあるので、大根ダイエット中は避けた方が良いでしょう。
③食べる直前におろす
大根おろしダイエットを行う時は、食べる直前におろすのがおすすめです。おろしに含まれるイソチオシアネートは揮発性が高く、作り置きしておくとどんどん飛んで行ってしまうからです。作り置きしておくと手間は省けますが、イソチオシアネートによる代謝を上げる効果が弱くなるので避けた方が良いです。
④おろし汁まで食べる
大根おろしを使う時、出てくる汁を捨ててしまっている人も多いかもしれません。しかし、アミラーゼやイソチオシアネートといったダイエット成分は実だけでなく、汁にもしっかり含まれています。ダイエット効果を高めたいなら、捨てずに汁ごと頂きましょう。大根の汁はそのまま飲んでも良いですし、レシピに活用する方法でも良いです。
大根おろしダイエットは痩身効果だけでなく、美容面でも効果が期待できます。
①消化を促進
大根おろしに含まれるアミラーゼは消化酵素で、糖質の消化をサポートする働きがあります。脂肪を付きにくくする効果も期待できるので、消化酵素のアミラーゼはダイエット時にはぜひ摂取しておきたい成分です。
②整腸効果・便秘解消
大根には食物繊維が多く含まれており、整腸作用や便秘解消効果が期待できます。食物繊維には水溶性と不溶性の2種類がありますが、大根にはその両方が含まれています。不溶性食物繊維は便のかさを増やし、蠕動運動を起こすので便秘解消に効果があります。
また、水溶性食物繊維は小腸で糖の吸収を遅らせる働きがあり、血糖値の上昇を抑える効果があります。どちらの食物繊維も腸内細菌のエサになり、善玉菌が増えることで整腸作用も期待できます。
③抗酸化作用
大根の辛味成分であるイソチオシアネートには、抗酸化作用がある事が分かっています。抗酸化作用がある栄養素を摂り入れることで老化を防ぎ、動脈硬化などの病気を予防してくれると言われています。シミやシワの予防にもなるので、美肌効果も期待できます。
また、イソチオシアネートには抗酸化作用だけでなく、代謝を上げる効果も期待できます。代謝を上げれば脂肪を燃焼しやすくなるので、ダイエットも成功しやすくなります。
④アンチエイジング効果
辛味成分であるイソチオシアネートだけでなく、大根に含まれるビタミンCにも抗酸化作用があるのでアンチエイジング効果が期待できます。加えて、大根おろしにはカリウムも含んでいるので、むくみ予防にもなります。
大根おろしダイエットの注意点
空腹時に食べない
大根おろしは食前や食事中に食べるのが良いと紹介しましたが、空腹時は避けてください。大根おろしに含まれるジアスターゼには消化を助けてくれる働きがありますが、効き目が強すぎるあまり空腹時に摂取してしまうと刺激となってしまう事があります。
また、辛味成分であるイソチオシアネートも胃を刺激してしまうので、空腹時の摂取はおすすめできません。食前に大根おろしを食べる場合でも、何かと一緒に食べた方が良いでしょう。