【1】フレイバー付きヨーグルト
ヨーグルトを食べることで、内蔵に良い影響のある善玉菌を摂ることができます。カルシウム、タンパク質、ビタミンDなども豊富です。
しかし、「甘味料のどっさり入ったフレーバー付きヨーグルトは、やはり避けるべきだ」
「低カロリー、低脂肪、ライト、などとうたった、人工甘味料入りのヨーグルトも避けるべきでしょう。自分の好みに応じて、シナモンやヴァニラエッセンス、新鮮なベリーやフルーツなど、プレーンヨーグルトにミックスして食べるのが理想的です」
【2】既成品のトレイルミックス
トレイルミックスとは、レーズン、ピーナッツ、アーモンド、ヒマワリの種子、チョコレートなどの食品がミックスされいるおやつです。本来は、山歩き用の携帯食品です。
「ナッツを食べよう!」と思ったあなた、しかし、既成品のトレイルミックスに入っている甘味の足されたドライ・クランベリーや、砂糖たっぷりのミルクチョコレートなど…、余計なものまで一緒に口に入れてしまっては台無しです。
「お店で売っているミックスの多くに過剰な糖分、塩分、そして油分が入っていると思ってください」
「成分表を見て、ナッツ類しか使われていないミックスを選ぶのが良いでしょう。自宅で好みのナッツ類をミックスするのもいいですよ」と。一度に食べる量としては、テーブルスプーン2杯ほどがカロリー的に適量だそうです。
【3】既成品の「オリーブオイル」ドレッシング
買い置きがあるとうれしい、既成品のサラダドレッシング。ですが、別に体に良いというわけではありません。
「たいていは、人体に不要な保存料がたっぷり使われています」
「ご自宅で、エクストラヴァージンオリーブオイル、アボカドオイル、ウォルナットオイルなど、お好きなオイルをベースに、バルサミコ酢やアップルサイダービネガー、ディジョンマスタードなどを加えて、オリジナル・ドレッシングを楽しむのはいかがでしょうか。混ぜるだけで簡単ですし、よっぽど健康的ですよ」
【4】無脂肪のフローズンヨーグルト
「ファット・フリー(無脂肪)と表記のある冷凍デザートには、十分にご注意ください。大きく問題視している糖分摂取に関して、なんの解決にもならないのですから…」
半カップ分のフローズンヨーグルトと、アイスクリーム(バニラ味)を比べてみましょう。
カロリー比では、80対140など、半分ほどに抑えることができそうですが、その分、無脂肪を謳う食品には余分な砂糖が加えられていることが多いのです。砂糖で比べてみれば、20グラム対14グラム、おまけに美味しさでも負けています。少量のアイスクリームの方がおすすめ、満足度も高そうですから…。
【5】グルテンフリーのお菓子
果物や野菜類、キヌア、米、トウモロコシやイモ類など、そもそもグルテンを含まない食品が好ましいのは言うまでもありません。
「しかし、”グルテンフリー”をうたった加工食品の多くが、他の加工食品同様に高カロリー、高糖度なのです。しかも原材料となるグルテンフリーの小麦粉は全粒粉に比べ、そもそも栄養価が低いのですが、加工のプロセスで更に栄養価を下げてしまうのです
【6】アガベシロップ
蜂蜜の代わりに、このアガベシロップ(=リュウゼツラン科アガベ属内の「テキーラ・リュウゼツラン(ブルーアガベ)」、「アガベ・サルミアナ」を含む数種類のアガベの樹液で甘味料のこと。蜂蜜と比較して甘く、粘り気も少ない)を使うことにして、より健康的だと自己満足に浸ってはいないでしょうか?
「アガベシロップとして出回っているものの多くは、異性化糖であるコーンシロップと非常に似通ったものです。さらにアガベ・ネクターなどは、体内に入ると直接そのまま肝臓に吸収されてしまいます。そのうえ肝臓にとって負担となることも多く、必ずしも体に良いとは言えないのです」
【7】野菜スナック
「野菜スナック」と呼ばれるものの多くが、少量のホウレン草やニンジンのパウダーで色付けされたものでしかありません。
必要な野菜成分など、ほとんど摂ることができないのです。「ほとんど、ポテトチップスと変わらない代物ですね。野菜を摂れると思って食べることは、まず考えない方がいいです」
【8】ジュース類(野菜ジュース含む)
例えパッケージに、「果汁100%」や「無加糖」とうたわれていようと、「ジュースそのものが、そもそも濃縮された糖分なのです」
ちなみに約250ミリリットルのオレンジジュースには、砂糖22グラム相当の糖分が含まれていますが、同量程度の果実そのものには13グラムほどなのです。
また別の観点から、「フルーツや野菜類をジューサーにかければ、繊維質は破壊されてしまいます。内蔵の健康を整え、血糖値を整えるのに重要な役割を持つ食物繊維です」
「自宅でやるならスムージーをつくるか、もしくは果物をのものをそのまま食べるか、もしくは自家製サラダなどに加える」ほうが好ましいとのこと。「お金もかからず、非常に健康的な選択です」