平熱が35℃台の方は要注意! 「冷え」は女性の大敵です。オトナの女性であればなおさら、放っておくと深刻な病気につながることも。理想的な平熱は36.5℃以上と言われています。
美人は“温度”でつくられる!体温アップのために、筋肉を増やそう!
更年期に入り子宮や卵巣の活動が減ると、下半身の血流が滞るようになります。すると上半身だけに熱がこもり、足が冷たいのに顔がほてる“冷えのぼせ”などの症状となって表れます。
こういった症状を解消するためには、全身の血行をスムーズにする必要がありますが、全身に血液を送り出すのは心臓だけでは負担が大きすぎます。そこで活躍するのが、筋肉です。
筋肉には、血液をポンプのように送り出す働きがあります。筋肉が増えるほど、体のすみずみまで血液が行き渡り、体は温まります。
体温が1℃上がれば、基礎代謝も約12%上がり、ダイエットもスムーズに! 健康で美しい“発熱body”を目指して、筋肉を増やしていきましょう。
手足が冷えていなくても、油断は禁物!“かくれ”冷え性に注意!
手足のほてりや顔のぼせなどがあると、「もしかして、暑がり?」と感じるかもしれません。でも実は、冷えによる“熱のアンバランスさ”や代謝の低下が原因であることも……。心当たりのある方は今すぐ「温活」を始めましょう!
さあ、“温活”を始めよう!体温がアップする5つの習慣
体を温める方法は、運動、食事、入浴などたくさんあります。どれも簡単にできるものですので、今すぐ始めて1日でも早く“ぽかぽか美人”になりましょう!
温活① 週3回の筋トレを習慣に
筋肉を効率よくつける方法。それは下半身を鍛えることです! 筋肉の約70%は下半身に集中しています。
太ももやふくらはぎ、お尻などを意識して鍛えれば、体全体の筋肉量がぐんと増え、基礎代謝もアップ。筋トレが苦手という方は、思い切って日頃の行動の一部にしてしまいましょう!
入浴前にスクワットをする、家事をしながらつま先立ちをするなど、自分の行動の流れにうまく取り入れてみてください。
温活② きびきび歩いて、“ウォーキング”
食べ過ぎや飲み過ぎでなくても、生活習慣病を引き起こすことがあります。それは、運動不足により体が冷え、カロリーを燃焼できず栄養過多になってしまうから。脂肪燃焼に効果的な有酸素運動を、毎日の習慣にしましょう。
気軽に始められるのはウォーキング。通勤時に1つ前の駅で降りて、呼吸を意識しながらきびきび歩けば、立派な運動になります。1日15分以上を目標に始めてみましょう!
温活➂ “発熱”食材を食卓に
漢方の考え方では、食べ物は体を冷やす「陰性」と温める「陽性」に分けられます。陽性の食品を積極的に取り入れましょう。
陰性食品は暑い土地の原産で、夏が旬。色が薄く、水分を多く含む傾向にあります。陽性食品は寒い土地の原産で、冬が旬。濃い色で水分が少なく塩気が強い性質があります。
迷った時は、原産地で判断してみてください。
●体ぽかぽか、陽性食品
ごぼう、にんじん、れんこん、しょうが、黒砂糖、玄米、そば、漬物、 鮭、カニ、卵、赤身の肉や魚、黒豆、みそ、しょうゆ、シナモンなど
●カンタン!おいしくて温まるぽかぽかレシピ
<にんじんりんごジュース>
陽性食品であるにんじん2〜3本と、りんご1個をジューサーにかけて、朝ごはん代わりに飲みましょう。空腹時に飲むとより栄養をぐんと吸収できます!<しょうが紅茶>
しょうがには、血行促進、発汗作用、コレステロールの改善などうれしい効果がたくさん!
しょうがをひとかけすりおろして、紅茶に入れて飲みましょう。黒砂糖やはちみつを入れてもOK。マイボトルに入れて持ち歩くのもおすすです!
温活④ シャワーをやめて、必ず湯船に
体温を上げる最も簡単な方法。それは湯船につかること! 汗がじわっと出れば、体温は約1℃上昇します。
湯船につかれば下半身に水圧がかかり、静脈血やリンパ液が押し上げられ、むくみが改善。心臓に戻ってくる血液の量が増え、全身の血行がよくなります。内臓の働きも活発になり、代謝もアップします!
ぬるめのお湯での半身浴は、さらに冷えてしまうこともあります。じんわり汗をかくぐらいの熱さの温度で、気持ちいいと感じられる程度の長さでつかるのがおすすめです。
温活⑤ 24時間・365日、腹巻きを
お腹には大切な臓器がたくさん集まっています。そんなお腹を守ってくれるのが、“腹巻き”! お腹を温めると臓器の働きがよくなり、全身に温かい血液を送ることができます。
体感温度が1℃上がるというデータも。日中も寝る時も、季節を問わず身に着けましょう。冬はウール、夏はコットン素材など、季節や目的に合わせて揃えておくといいですね。
最近はかわいいデザインのものもたくさんありますので、ファッション感覚で楽しんでください。