みなさんは食事の際、“食べ合わせ”をどれくらい意識していますか?
「鰻と梅干」「天ぷらとスイカ」など胃腸が弱っていると消化不良を起こしてしまう組み合わせや、味わいには賛否ありつつ、たんぱく質を分解してお肉を柔らかくしてくれる「肉とパイナップル」といった相性の良い組み合わせなど、普段食卓を囲む中で、食べ合わせの良い・悪いを自然と耳にしているのではないでしょうか。
さて、そんな“食べ合わせ”が今、ダイエットの話題として注目されています。テレビ番組などで紹介され、瞬く間に若い女性の間で人気を集めている“帳消しダイエット”がそれ。摂り過ぎてしまったカロリー高めの食事を、食べ合わせの工夫によってリセットできる、というもの。
巷では様々な組み合わせが紹介されていますが、今回はその中から、みんながダイエット中に敬遠してしまいがちなメニューを、スーパーで手軽に手に入る食材と組み合わせることによって“帳消し”できるおすすめの3アイテムをご紹介していきます!
※食べ合わせ、摂取量の目安は編集部調べです。たくさん食べると必ず痩せるというものでなく、効果には個人差があります。
らーめんを食べた後にはカリウムのパワーを! “バナナ”
らーめんを食べた後にはバナナがおすすめ。その訳は、バナナにたっぷり含まれているカリウムが、らーめんの塩分の排出を促してくれるから。普段からむくみが気になっている人には特におすすめできます。
また、バナナはビタミンや食物繊維も豊富なので、糖質や脂肪の代謝を促進し、老廃物の排出を助けてくれる効果も期待できます。食べ合わせの量の目安はらーめん1杯につきバナナ1本。とってもお手軽ですね
らーめんに限らず、塩分の摂りすぎが日頃から気になっている人は、カリウムを多く含む食材を意識的に取り入れてみてください。カリウムはキウイや豆乳、アボカドなどにも豊富に含まれていますのでぜひお試しを!
パスタなど糖質たっぷりの食事の後には“リンゴ”を
パスタもまたダイエット中の身には天敵という人もいるほど、糖質やカロリーがきになるメニューです。
他の麺類と比較しても麺そのものの糖質が高く、血糖値を急上昇させてしまう食材のひとつ。糖質を体脂肪に変えるインスリンが発生するため、これが太る原因になるといわれています。
そこで期待したいのがリンゴに含まれる「オスモチン」という成分。オスモチンには、糖質や脂質の代謝を高めてくれる働きがあります。
さらにリンゴの皮に含まれる「アップルペクチン」が、腸内環境を整え、代謝に必要な栄養の吸収率を高めてくれるので、便秘の解消やコレステロール値を下げ、血糖値の急上昇を防ぐ効果も期待できるのだそう。
摂取の目安は、パスタ一皿に対してリンゴ1/2個ほど。リンゴジュースならコップ1杯程度です。
食後の“ブラックコーヒー”は焼肉の後に効果てきめん!
こちらはすでに、無意識に習慣化している人もいるのでは? 実は食後のコーヒーもまた“帳消し”にぴったりな飲み物なんです。
中でも、焼肉の脂身に含まれる「飽和脂肪酸」を摂りすぎてしまった時の強い味方。コーヒーに含まれる「メラノイジン」という成分が摂りすぎた脂肪を吸着して体外に排出してくれるのだそう。
おすすめの摂取量は食後の1杯。飲みすぎるとカフェインの採りすぎになってしまいますが、物足りない人は毎食後の1杯程度、1日3杯程度を目安にしてみて。
ここでちょっと注意が必要なのは、コーヒーはあくまで「ブラック」であることです。砂糖やたっぷりの生クリームが乗ったお洒落なドリンクでは、あっという間にカロリーオーバーに。メラノイジンは、黒ウーロン茶などにも含まれる色素の名称です。コーヒーの苦味が苦手な人はぜひ代わりにお試ししてみてくださいね。
いかがでしたか?
どんな食べ物でも、食べ過ぎてしまうと「全てを帳消しに」、とはいかないものの、過度に太ることを恐れて食事を楽しめないでいるダイエッターにはぜひチャレンジしてみてほしいのが、この“帳消し”ダイエットです。
普段からバランスの良い食事を心がけ、時には思う存分食べたいものを食べてメリハリをつけることで、ストレスなくダイエットを楽しめるはず。ぜひ参考にしてみてくださいね。