かぼちゃの効果・効能🎃

免疫力アップに役立つ

かぼちゃに含まれるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは免疫に関わる栄養素です。それぞれの働きは以下の通りです。

・ビタミンA…ウイルスや細菌の侵入を防ぐ働きがあり、粘膜の乾燥を防いでくれる

・ビタミンC…細菌から体を守る白血球の機能を高めてくれる

・ビタミンA、C、E…抗酸化作用があり、免疫力低下の一因となる活性酸素を取りのぞいてくれる働きがある

いずれも必要な量をきちんと摂ることで、免疫システムを正常にしてくれるのを助けてくれます。

また、ビタミンA、Eは脂溶性ビタミンといい、油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。そのため、油を使った料理にしたり、脂身の多いひき肉と一緒に調理したりすることで効率よく栄養を摂ることができますよ。

抗酸化作用で老化防止

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ビタミンA、C、Eの抗酸化作用は、免疫力アップを助けてくれるだけでなく、老化を防いでくれる働きもあります。中でもビタミンEは抗酸化力が強いとされ、「若返りビタミン」と呼ばれることも。

老化の原因となる活性酸素は、ストレス、タバコ、紫外線、大量飲酒などによって増えてしまいます。ストレスが多い方、また喫煙や飲酒習慣がある方だけでなく、紫外線が気になる季節にも補いたいビタミンです。

ここでも油を使った料理にすることで、効率よく栄養を摂ることができます。

肌の健康を守る

かぼちゃに含まれるビタミンAは皮膚を乾燥から守り、さらにビタミンCはコラーゲンを作るのに欠かせない栄養素です。

とくにかぼちゃに含まれるビタミンCは、バナナの約2.7倍、りんごの約11倍と、普段よく食べる果物よりも多く含まれています。

ビタミンAの吸収を高める油と一緒に調理したり、ビタミンCをさらにとることができる枝豆と一緒に調理したりするといいでしょう。

むくみ改善

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かぼちゃはカリウムをとるのにぴったりな食べ物で、むくみを軽くしてくれる働きがあります。

人の体は塩分をとり過ぎると水分をため込んでしまい、むくみの原因となります。むくみを解消するには、この余計な水分を排出するのが重要です。カリウムは余分な塩分を排出してくれる働きがあり、その際に水分も一緒に排出してくれます。これによってむくみ解消につながるというわけです。

かぼちゃに含まれるカリウムの量は、野菜、果物の中でもトップクラスです。

カリウムは水に溶け出てしまう性質があるため、煮汁ごと食べられるスープや、カリウムをさらにとることができる小豆と一緒に調理するのがおすすめです。

便秘改善

かぼちゃには便秘改善に役立つ食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は整腸作用があることと、便の材料になってくれることからお通じ改善の手助けをしてくれます。 

食物繊維はかぼちゃの皮にも含まれるため、しっかり食物繊維を摂りたいなら、皮ごと調理できるメニューがいいでしょう。

<おすすめの料理>
かぼちゃの煮物、かぼちゃとれんこんのサラダ、かぼちゃの皮のきんぴら 

▼かぼちゃはダイエットにもおすすめ?
カロリーが気になる方はかぼちゃを避けたほうが良いのでは…と考える方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。工夫次第でかぼちゃは低カロリーで楽しむことができます。

かぼちゃは皮や種にも栄養がたっぷり

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かぼちゃには皮や種にも栄養が含まれています。具体的にどのような栄養が摂れるのか、おすすめの料理とともにご紹介します。

▼かぼちゃを切るのが怖い…を克服レッスン
丸ごとかぼちゃの簡単な切り方と、料理別の切り方をご紹介します。なるべく安全に切れる方法を紹介していますが、それでもかぼちゃは他の野菜と比べると硬いので、十分に注意してください。

皮に含まれる栄養

かぼちゃの皮には、果肉部分以上にβ-カロテン(ビタミンA)が含まれるといわれています。ビタミンAは免疫アップや、皮膚の健康を守ってくれる欠かせない栄養素です。

ほかにも、先ほどお伝えしたように皮の部分には食物繊維も多く含まれます。そのため、かぼちゃの栄養を余すことなく摂りたいなら、皮ごと調理して食べるのがおすすめです。

種に含まれる栄養

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かぼちゃの種は、漢方薬にも使われるほど栄養が詰まっている部分です。カリウム、鉄、亜鉛、食物繊維、多価不飽和脂肪酸(オメガ6系脂肪酸)であるリノール酸をとることができます。

リノール酸は悪玉コレステロールを減らしたり、動脈硬化を防いでくれたりする働きがあります。健康が気になる方は、種までしっかりいただきたいですね。