暖房の使いすぎデメリット

暖房による乾燥対策を怠ると、どんなトラブルがある?

理想の湿度は40〜50%といわれ、これ以下になると様々なトラブルや不調を引き起こしやすくなります。

肌のかゆみ

肌の水分が奪われてかさついたり、ひどい場合はかゆみが生じたりすることもあります。

ハンドクリームやリップクリームを塗ってケアされる方が多いかと思いますが、油分を補うクリームでは水分不足は補えません。

加湿を十分に行うことで、ケアの効果をより高めてくれるでしょう。

粘膜が弱る

鼻、喉、目には粘膜があります。

粘膜が乾燥して弱ると抵抗力が落ち、喉がイガイガする・鼻がむずむずする・目がしょぼしょぼする等、様々な不調を引き起こしやすくなります。

特に喉や鼻の不調は風邪につながりやすいので、気を付けたいところです。

実は、インフルエンザなどのウイルスは、目の粘膜からも感染すると言われているんですよ!

粘膜が弱っているとウイルスの侵入も許してしまい、インフルエンザなどのウイルス性の感染症にもかかりやすくなってしまうそうです。

ウイルスの活動が活発になる

ウイルスはもともと水分を含んだ状態で存在していますが、乾燥した空気によって水分が蒸発すると、ウイルスが軽くなり、ふわふわと浮きやすくなります。

そのため空気中に舞いやすく、感染を広げやすくなるのです。

ウイルスの感染経路には、くしゃみやせきなどの飛沫感染がありますが、乾燥した空気の方がウイルスは長い距離を飛ぶことができるとも言われています。

そこに、粘膜が乾燥して抵抗力が落ちた人がいれば、当然、感染はしやすくなります。

特にインフルエンザは感染力が強いので、一人がかかると他の家族にも感染させやすくなります。

適切な湿度を保ち、ウイルスの活動を抑えるとともに、体の不調を起こさないようにすることが大切です。

暖房による乾燥対策を十分にして快適に過ごそう

温度によって保持できる水分量は違い、温度が高ければ高いほど、保持できる水分量も多くなります。

そのため、気温の低い冬は、空気に含まれる水分の量が少ない状態です。

さらにエアコンなどの暖房によって部屋を暖めることで、空気に含まれる水分量の割合が減ってしまい、乾燥した状態になりやすいです。

乾燥した状態で過ごすと、肌や喉の不調を引き起こすだけでなく、風邪になったりインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなったりします。

特にエアコン暖房は乾燥しやすいため、加湿器をつけたり、洗濯物を部屋干ししたり、湯気出るような料理やお湯などで、十分な加湿対策を行うことが大切です。