1. 脂肪の燃焼を促してくれる
お酢には脂肪の燃焼を促す働きが期待されています。
これはお酢の主成分である「酢酸」によるもの。酢酸には脂肪の合成を抑制し、脂肪の燃焼を促す作用があるのです。
2. 内臓脂肪を燃やしてくれる
お酢には内臓脂肪を燃やす働きがあることが、大手醸造メーカーである株式会社ミツカンホールディングスの調査で判明しました。
【調査内容】
肥満気味の人が毎日大さじ1杯(約15ml)のお酢を含む飲料(500ml)を、朝晩2回に分けて取り続ける
【結果】
12週間後に内臓脂肪の数値が平均で約5%減少
血中中性脂肪も平均で18.2%減少
3. 血糖値の上昇を防いでくれる
アンチエイジング専門医・日比野佐和子先生によると、ダイエット中はカロリーよりも血糖値のコントロールが必要であると言います。
「食事をとると血糖値が上がります。この上昇した血糖値を下げてくれるのがすい臓から出るインスリンです。インスリンは糖をエネルギーとして脂肪を溜め込む働きがあり、インスリンが余計に分泌されてしまうと太るとも言われています」
そこでおすすめの食材がお酢なのだそう。
「酢は血糖値の上昇を抑えてくれます。疲労回復や便秘解消にも効果があります」
黒酢ダイエットのやり方
【量】1日大さじ1杯が目安
お酢の健康効果を得るには、毎日大さじ1杯の黒酢を摂り続けるのがポイント。
黒酢が苦手な人は、米酢やリンゴ酢などお好みのものでもOKです。
【飲み方】5~10倍に薄める
黒酢をそのまま飲むと、のどや胃の粘膜を傷める可能性があるため、5~10倍に薄めて飲むことが大切です。少しずつ複数回に分けて飲むのも◎。
また、カルシウムが豊富な牛乳や抗酸化作用のあるトマトジュースなどに混ぜると、栄養価が高いジュースが楽しめます。黒酢大さじ1に対し、飲み物は120mlが目安です。
飲むタイミング】食前よりも食後が効果的
黒酢を飲むタイミングは、お好きな時間帯でいいと言われていますが、お酢は胃液の分泌を促し食欲を増進させる作用があるため、食前に飲むと食べ過ぎにつながることも。
そのため、食前よりも食後に飲むのがおすすめです。
黒酢に期待できるその他の効果
シミやシワなど肌の老化を抑える
黒酢には「アントシアニン」が含まれています。
アントシアニンは色素成分であり、ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用が。黒酢の他、黒豆やブルーベリー、黒米や黒ゴマなど黒っぽい色の食品に多く含まれています。
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アントシアニンの抗酸化作用には、老化の原因となる活性酸素の発生を抑制する性質があり、シミやシワなど肌の老化を抑える効果が期待できます。
また、肝機能の健康に役立つことも報告されているようです。
体を温める性質で冷え性にも効果的
さらに黒酢をはじめとする黒い食品には、体を温める性質があります。
たとえば、白米より玄米、緑茶より紅茶、白ゴマより黒ゴマを選ぶ方が体を温めることにつながります。
黒酢は冷え性の人にもおすすめの食品なのです。
ストレスに強い体づくりに役立つ
肝臓に負担がかかると、体が疲れやすくなり、胃腸にも負担がかかってしまいます。
この肝機能を補いストレスに強い体づくりに役立つのが、酸っぱい食品です。疲れを感じたら黒酢はもちろん、梅やグレープフルーツ、りんごやすだちなどの酸っぱいものを摂るのがおすすめです。
便秘の解消も期待できる
黒酢などのお酢には、腸内の悪玉菌を減らす働きが期待されています。さらにお酢に含まれる「グルコン酸」には、腸内の善玉菌を増やす働きも。
善玉菌が増えると腸の血流が良くなり、蠕動(ぜんどう)運動が活発になります。その結果、腸内環境が改善され、便秘の解消が期待できるのです。