梅雨に体調不良にならない為に

梅雨の時期の体調不良対策をまとめました。さらに、食事に意識を向けることで、より体調不良対策を改善に期待できます。症状別に解説してみました。おすすめの栄養素や食品を解説しますが、特定の食品を食べすぎると、他の症状が出てきてしまいます。メリハリを持ってバランスよく摂取することが重要です。

自律神経を整える効果あり:朝食を食べましょう

自律神経のバランスが崩れることにより、体調不良が出てきてしまいます。朝から日の光にあたり、自律神経を整えるために最も効果的なのが、朝食を食べることです。朝食を食べることで、体にスイッチが入り、生活リズムや自律神経を整えやすくします。

食欲不振・疲労回復の解消効果あり

ビタミンB1

ビタミンB1は、エネルギーやたんぱく質の代謝を助ける働きがあり、食欲不振を取り戻せる効果があります。疲労回復や自律神経正常化にも役に立ちます。
多く含まれる食品は、玄米・豚肉・大豆・大豆製品・卵・牛乳などです。

アリシン

アリシンは、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。発汗を促し代謝作用を高め、体を温めることも、体調不良対策になります。
多く含まれる食品は、玉ねぎ・ねぎ・にら・にんにくなどです。

クエン酸

クエン酸は、食欲をあげ、胃腸の働きを活発にする作用があります。血行促進効果もあるため、肩こりや筋肉痛の改善に期待できます。また殺菌作用もあるので、食中毒が発生しやすい梅雨の時期に、お弁当に一緒にいれると効果的です。
クエン酸はビタミンCと一緒に摂取することで効果の発揮に期待できます。
多く含まれる食品は、梅干し・酢・柑橘類、キウイフルーツ、いちごなどです。

不眠・ストレス解消効果あり:ビタミンC

ビタミンCは、ストレスから守ってくれるビタミンです。ストレス解消によって消費する副腎皮質ホルモンの合成を助ける効果があります。
多く含まれる食品は、ブロッコリー・芽キャベツ・パプリカ・ゴーヤ・キウイフルーツ・いちごなどです。

浮腫対策に効果あり:カリウム

湿度が高くなると、体の水分を汗として排泄しづらくなります。その結果、体内に水分が溜まり、浮腫症状が出るのです。カリウムには、利尿作用があり、体内の不要な水分を排泄する効果があります。冷浮腫や体のだるさを解消してくれる働きがあります。
多く含まれる食品は、バナナ・とうもろこし・冬瓜・アボカドなどの野菜類や果物や芋類、大豆・大豆製品です。

毎食たんぱく質を摂る



ビタミンB1の働きを促進させるためにも、たんぱく質の摂取は重要になります。たんぱく質は、筋肉量を維持し、体力低下を防ぐためにとても大切な栄養素です。肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などに多く含まれます。これらを朝昼夕の食事で毎食1品はとるように意識しましょう。
歳を重ねると、筋肉量が少しずつ減っていきます。さらにたんぱく質摂取も不足すると、筋肉量が低下し、身体機能や認知機能が衰えている状態に陥りやすくなります。梅雨時だけでなく、一年を通してたんぱく質は摂っておきたい栄養素です。

まとめ

梅雨の時期に、体調不良になりやすい原因と対策・食事のポイントを解説しました。高齢になると、より症状が強く出る場合があります。規則正しい生活を心がけ、バランスの良い食事を摂りましょう。生活リズムを整え、質のいい睡眠をとり、梅雨の時期に負けない体にしていきます