梅干しと一緒に取らない方がいい食べ合わせ

NG1.「梅干し」×「そば」

梅干しは体内での消化が早く、消化管を1時間かからずに通過するとされています。一方、そばは消化が遅く、3〜4時間程度かかるといわれています。これは、そば粉に含まれる食物繊維によるものです。
消化の早いものと遅いものを一緒に摂ると、腸の中で食べ物が詰まって腐敗し、腐敗物質が生み出される可能性があります。

梅干しを食べるメリットとは?「食べるタイミング」もポイント

梅干しに含まれるクエン酸は、疲れの原因となる乳酸を抑える働きがあり、疲労回復に効果があります。特に運動後や疲れたときに摂ると、効果的に働きます。さらに、クエン酸は脂肪の燃焼を促進し、血糖値の上昇を抑える効果もあるため、朝食や昼食に摂り入れるとよいでしょう。

ただし、梅干しは塩分が多いため、食べすぎには注意が必要です。1日に1個程度を目安にすることをおすすめします。

そばを食べるメリットは?「薬味の選び方」もポイント

そばに含まれるルチンという栄養素は、毛細血管を強くし、動脈硬化予防や血圧を下げる効果があります。ご飯やうどんなどのほかの炭水化物に比べると、タンパク質を多く含み、バランスのとれた良質なたんぱく質を摂取できることもメリットです。

薬味には、そばと同様に消化の遅い「ねぎ」「大根おろし」「海苔」などがおすすめです。

NG2.「からし」×「お酒」

お酒を飲むと、顔が赤くなったり体が温まったりすることがあります。これは、お酒が血行を良くし、体温を上げる効果があるためです。からしにも体温を上昇させる刺激成分が含まれています。

そのため、これらを一緒に食べることで血行の流れが良くなりすぎて、じんましんや発疹などの炎症を引き起こすことがあります。どちらも胃腸に負担がかかる食品のため、消化不良を起こす可能性もあります。

からしを食べるメリットは?

からしに含まれる辛み成分には、強い殺菌作用と抗酸化作用があり、免疫力を高める効果があります。この殺菌成分は、食中毒の予防にも効果的です。野菜などの生ものと一緒に食べるとよいでしょう。

お酒を飲むメリットは?

適量の飲酒は、全く飲まない人に比べて死亡率が低下することがわかっています。しかし、お酒が体質に合わない人もいるため、適量の飲酒が必ずしも健康に良いとは限らず、注意が必要です。
また、飲酒の直前に牛乳やヨーグルトなどを摂ると胃の粘膜が保護され、アルコールの急激な吸収を抑えて悪酔いを防ぐ効果があるとされています。

意外と知らない「NGな食べ合わせ」をご紹介しました。それぞれの食材のメリットを最大限に活かせるように、食べ合わせをぜひ意識してみてくださいね!