梅干しの効果効能

血糖値の上昇をゆるやかにする

梅に含まれる「オレアノール酸」が、糖質の消化吸収をおだやかにし、食後に血糖値が急に上がるのを防いでくれます。

食中毒菌の増殖を抑制

梅干しに含まれるクエン酸は、食中毒の原因となる菌が増えるのを抑えてくれます。昔からよく梅干しをお弁当に入れるのは、食中毒予防のためでもあります。 ※全ての食中毒菌に効果を発揮するわけではありません。

梅干しのクエン酸には殺菌効果が期待できる

梅干しに静菌作用があるって本当? お弁当に入れて食中毒予防に!

夏の暑い時期の手作り弁当、食中毒が怖いと思っている方も多いのではないでしょうか?

実は熱中症対策として、梅干しをお弁当に入れておくと静菌作用が期待できるのです。

そこでこの記事では、梅干しに静菌作用があるのかどうか、その理由やメカニズムについて徹底解説していきます。

中には静菌作用が低い梅干しがあったり、焼酎と深い関係があるという事実もありますので、暑い夏をのりこえるためにぜひ参考にしてください!

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骨の健康

梅干しに含まれるクエン酸には、骨を作るカルシウムの吸収を助けるはたらきがあるため、骨への健康に効果があると言われております。

胃炎・ピロリ菌の運動機能の抑制

梅に含まれる「梅リグナン」は、胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の運動を抑えるという研究結果が出ております。

整腸作用

梅エキスに含まれるカテキン酸は静菌作用があるといわれており、昔からコレラなどの伝染病予防に役立ってきました。 腹痛や下痢には、少量をなめるだけで効果があるといわれており、 腸の働きを整えるので便秘にも有効です。
また、梅干しに含まれるクエン酸も成長作用があると言われています。

梅干しの栄養から見る働き

夏バテにクエン酸を含んだ梅干しがおすすめ

昔から梅干しをお弁当に入れるとくさりにくくなる効果があると言われていますが、梅の実には脂肪がつきにくくなる成分も含まれていることがわかっています。

この章では梅干しに含まれる成分の種類とその働きについて紹介します。脂肪がつきにくくなる成分に関心のある方にはぜひ読んでいただきたい内容です。

クエン酸

疲れた時にすっぱいものを食べたくなるというのは、まさに疲労回復成分でもあるクエン酸が梅には多く含まれているため。またクエン酸には糖質の代謝を促進させる効果があると言われています。

カテキン酸

カテキン類の効能といえばなんといっても高い抗酸化作用。抗酸化作用というのは老化や病気の原因にもなる活性酸素を取り除いてくれる効果です。

活性酸素はストレスやタバコ、飲酒などが増える原因になりますが年齢とともに増えるとも言われています。梅に含まれているカテキン酸は抗酸化作用だけでなく食後の血糖値の上昇を抑え、肝臓での脂質代謝を高める働きもあるので肥満対策も期待できます。

ポリフェノール

赤ワインに多く含まれていると言われるポリフェノールですが、梅干しには「梅リグナン」という抗酸化作用のあるポリフェノールの一種が多く含まれています。 梅リグナンはお茶やリンゴにも多く含まれていますが抗菌、抗腫瘍活性などの効果もあると言われています。また胃がんの原因とも言われているピロリ菌の運動機能を抑制する効果があるとの研究結果もあるようです。

カリウム

梅にはリンゴの2倍ものカリウムが含まれています。カリウムはナトリウムを体から排出する作用があるので、食後に血糖値を低下させる作用も期待できます。

カルシウム

梅にはリンゴの4倍ものカルシウムが含まれています。また梅干しは夜に食べるのがおすすめ。それはカルシウムの吸収率は夜の8時ごろから上がると言われているためです。育ち盛りの子供にも積極的に取り入れたい栄養素です。

マグネシウム

マグネシウムが不足すると花粉症や不眠、便秘などの症状を引き起こすこともありますが、梅にはマグネシウムも多く含まれています。マグネシウムはカルシウムの吸収を助ける働きをするだけではなく動脈硬化のリスクを抑える効果も期待されています。 また皮膚のバリアー機能に重要なアシルセラミドの合成にもマグネシウムは重要であるとも言われています。女性にはうれしい栄養素ですね。 ただし、日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、通常の食品以外のサプリメントなどから摂取する場合、成人だと1日350mgと制限されています。過剰摂取には注意してください。

ビタミンE

ホルモンバランスを整え、血管の老化を防いでくれる働きをするビタミンE。梅干し1個(10g)あたり0.03mgと微量ですが梅には含まれています。また血液の流れをスムーズにする働きもあるので血流を改善する効果も期待できます。

不足すると動悸や頭痛、めまいといった症状が現れる鉄も梅には多く含まれています。

鉄不足は体に現れる症状だけではなくイライラやうつなどの心の不調の原因にもなるとも言われています。女性は特に鉄が欠乏しやすいので積極的に摂ることをおすすめします。

植物性乳酸菌

梅干しには植物性乳酸菌が含まれています。

植物性乳酸菌の効果として腸内環境を整えることによる便秘予防、肥満や免疫力アップ、抗アレルギー効果などが期待されています。

ヨーグルトなどから摂れる動物性乳酸菌に比べて植物性乳酸菌はより高い効果が期待されています。

梅干しはダイエット効果もある?

梅干しにはダイエット効果、むくみ解消効果が期待できる

意外かもしれませんが梅干しにはダイエット効果が期待されています。

梅には動物性乳酸菌よりも効果が期待されている植物性乳酸菌による便秘予防効果、クエン酸による新陳代謝を高めてくれる効果があります。このことから今までは”疲れを取るすっぱい食べ物”と思われていた梅干しは、太りにくい体を作るためにも効果的な食べ物と言えるでしょう。