良質な睡眠で腸活を

良質な睡眠は腸内環境を整えると言われています。良質な睡眠とは、「寝床についてからすぐに眠れる」「就寝中に覚醒することが少なく、ぐっすり眠れる」「気持ちよく目覚められる」「昼夜のメリハリがはっきりしていて、日中の過度の眠気がない」などが挙げられます。
次のような生活習慣と睡眠環境を整え、質の良い睡眠をめざしましょう。
- 日中は活動的に過ごしたり、適度な運動を行ったりして体を動かす
- 朝食をしっかりと食べる
- 寝る前にリラックスする
- 寝る部屋は静かで暗い環境
- 室温は13~29℃、寝床の中の身体付近の温度が33℃前後
- 無音でなく、45dB未満(市内の深夜や図書館内レベルの騒音)の環境
- 寝る前は普段の部屋よりも明るい光や青白い光の中で過ごさないようにする
- 朝は起床時に少しずつ明るくして、起床後はなるべく早く太陽の光を浴びる
- 季節に合った快適だと感じる寝衣や寝具カバーを選ぶ
睡眠と腸内環境を振り返り、より効率的に
人それぞれ、適した睡眠時間は異なります。日中に眠たくなってしまうのは睡眠不足のサインです。毎日、スムーズに入眠でき、日中の仕事や作業のパフォーマンスを保てているかを振り返ってみましょう。
日中の眠気を感じる場合には、体内時計のリズムを崩すような生活をしていたり、室内や寝床がスムーズな入眠に適した環境になっていない可能性があります。次の項目に当てはまる場合は、生活習慣や睡眠環境を改めて見直し、質の良い睡眠に向けて対策をとることが大切です。
- 夜遅くまで起きている
- 休日に昼まで寝ている
- 朝食を食べないことが多い
- 朝起きて陽の光を浴びることがない
- 寝る部屋が寒い、暑い、じめじめする、乾いている
- 寝具や寝衣が快適でない
毎日の睡眠状況と、便通や便の色・形状・においなどの記録をもとに、腸内環境と照らし合わせて、睡眠と腸の状態を整えていきましょう。
便通や便の状態の記録に加えて、スマートフォンで腸の音を収集して、腸内環境をモニタリングできるアプリケーションの「腸note」を活用することで、腸の状態をより知ることができます。睡眠の状態と腸内環境を照らし合わせて、今よりも健康な腸内環境と快適な睡眠をめざしてみませんか。