善玉菌を増やし腸内細菌のバランスを整えることは、腸を正しく機能させることにつながります。
代謝促進・ダイエット
食物の消化吸収・栄養の体内への吸収を促し、代謝の活性化につなげます。
善玉菌が優勢な環境下では、腸内でビタミンを産生する働き(B1・B2・B6・B12・K・ニコチン酸・葉酸)も加わるため、さらに効果的です。*
* 出典:厚生労働省、e-ヘルスネット、腸内細菌と健康
美肌効果
肌のあれや吹き出物は、腸の老廃物が原因とされます。
老廃物や毒素を排出する働きが促進されることで、肌をきれいに保つことが期待できます。
免疫力向上・アレルギー性疾患の緩和
善玉菌が優位な腸内は免疫機能が正常に働きます。食中毒防止、病原菌からの感染予防や、健康維持などに役立ちます。血清コレステロール(※)を低下させる働きもあります。
花粉症やアトピー性皮膚炎の原因となるものは小腸内で作られるものですが、乳酸菌などの摂取で善玉菌を増殖させると抗体の発生量が少なくなり、アレルギー性症状の緩和・軽減に役立つとされています。
腸管内の絨毛には、細菌やウイルスの侵入を阻止する働きがあるため、腸管そのもののエネルギーをしっかりと摂ることも大切です。
※血清コレステロール
血液中のコレステロール(脂肪)の濃度のこと。
220mg/dl 以上になると「脂質異常症(高脂血症)」と診断される。
高数値の場合動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞などを起こす危険性が高いとされている。
便秘の改善、おならの臭い軽減
善玉菌が優位な環境下は腸の蠕動運動を促します。便秘の改善につながることは勿論、老廃物が少ない腸内からはおならの臭いの元となるガスが発生しにくくなります。
ストレス軽減
ストレスが胃腸に与える影響は計り知れないといわれます。
ストレスの多いときの糞便を調べたところ、善玉菌が減少しており、悪玉菌のひとつウェルシュ菌の増加がみられた研究があります。
小腸では「セロトニン」と呼ばれるホルモンが生成され、気持ちを落ち着かせる作用があります。善玉菌を優位にすることで、小腸の働きをよくしてセロトニンの生成を促進し、ストレス軽減につなげることができます。