腸活ダイエット

食欲の秋!
「腸活ダイエット」3つのポイント


秋は気候も過ごしやすく、食材も豊富なため、食べる量が増えがちになります。そこで気になるのがダイエット。しかし、いわゆる“食べないダイエット”では、一時的に体重が減ってもストレスで自律神経に影響を与えたり、リバウンドによって逆に体重が増えたりすることがあります。


ダイエットにつながる快便を促すには、腸を活性化することが重要です。


腸活ダイエットとは?
大腸内の腸内細菌は約1000種類あり、その数は100兆個ともいわれています。

腸内にたくさんの菌が生息している
「善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスがたいせつで、悪玉菌が増え過ぎるのを抑えなければなりません。それは“快便”によってもたらされると考えてください。便秘によって悪玉菌が増えると様々な機能低下を招き、むくみや血行不良などの原因となるほか、ダイエットにも悪い影響を及ぼすのです」


快便には食物繊維と発酵食品が有効
「排便は食生活や生活習慣と深く関わっています。たとえば腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を助け、質のいい便の材料となる食物繊維や乳酸菌を毎日、積極的にとるのが基本です。

食生活はバランスのとれた食事を心がけることが一番ですが、特に食物繊維が豊富な食品をしっかりとることがたいせつです。玄米、大豆、さつまいも、とうもろこし、青菜類、キャベツ、白菜、果物、柑橘類、海藻類など数多くあります。ほかにヨーグルト、ぬか漬け、納豆、キムチ、味噌、チーズなどの発酵食品も不可欠です。


「腸活ダイエット」のコツとは?
水分不足が便秘をまねく!?
「『腸活ダイエット』のポイントは、バランスのとれた食事と適度な運動、こまめな水分補給の3つです。ところが便秘の原因として多いのが水分不足です。のどが渇くから飲むのではなく、日頃からこまめに水分をとるクセをつけましょう。1回にコップ1杯(約200mL)ぐらいが目安。一般的には食事での水分を含めて、1日に約2000mL(コップ約10杯)が必要だといわれています」


生活習慣にする方法
「継続することがたいせつです。まずは起床後と就寝前のコップ1杯の水から始めましょう。3つのポイントのほかに、腸を温めることも忘れてはいけません。水分をとるときは、常温かお湯にして、冷たい飲み物は避けたいところです。また、腹巻などをすることで『腸内フローラ』が整い、快便効果はより上がります」